Metronomeは米サンフランシスコを拠点とするフィンテック企業で、ソフトウェア企業向けに設計された使用量ベースの課金プラットフォームを提供しています。同社のプラットフォームは、企業が課金モデルを立ち上げ、反復し、拡張するために利用されています。OpenAI、Databricks、NVIDIAなどの企業は、Metronomeを使用して使用量ベースの価格設定モデルを管理し、リアルタイムの使用状況と課金データを追跡し、顧客に効果的に課金しています。

しかし、Metronomeは既存のSalesforce統合に課題を抱えていました。最初の統合は外部コンサルタントによって社内で構築され、MetronomeのパブリックAPIからデータを取得してSalesforceにプッシュするように設計されていました。このシステムは脆弱で、デバッグが難しく、大規模になると障害が発生していました。また、重要な監視機能とアラート機能が欠けていたため、状態を追跡して将来的に失敗したレコードを再試行することが困難でした。

MetronomeがパブリックAPIをリファクタリングすることを決定したとき、Salesforceとの統合を再検討する必要があることに気付きました。同社は、既存の統合をリファクタリングすると、フルタイムのソフトウェアエンジニア2名が他のプロジェクトからほぼ半年間離れることになるだろうと認識していました。これは、Metronomeが対処する必要のある重大なリソース制約でした。

これらの課題を解決するために、MetronomeはCensus Embeddedを採用しました。このソリューションにより、MetronomeはS3ファイルを顧客のSalesforceアカウントにエクスポートできるようになり、貴重なエンジニアリング時間を解放してコアの課金プラットフォームに投資できるようになりました。Salesforceの癖やAPIの配管に時間を浪費する必要がなくなりました。

Census Embeddedは、Metronomeに詳細なログ記録、観測性、アラート機能も提供し、大規模な顧客サポートを可能にしました。この新しいシステムにより、Metronomeは以前のシステムでは5力月かかっていたSalesforce統合をわずか3週間で再構築できました。

結果は目覚ましいものでした。Metronomeは顧客に提供するSalesforceフィールドとオブジェクトを拡張することができ、新しいエンティティとフィールドを追加する時間が数日から数分に短縮されました。また、同社は市場投入までの時間を4力月早め、フルタイム従業員2人分のコストを節約しました。

今後、Metronomeはプラットフォームの構築により多くの時間を費やし、Salesforce統合のトラブルシューティングに費やす時間を減らす予定です。また、Metronomeデータを使用して財務チームのワークフローを改善し、関係者が収益認識をより簡単に実行できるようにしたいと考えています。

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