160万のグローバルチームで800万人以上のユーザーにサービスを提供する生産性プラットフォームであるClickUpは、Snowflake、dbt、Censusを使用して予測生涯価値（LTV）モデルを同期しました。このモデルにより、GoogleとFacebookでの広告ターゲティングが最適化され、6力月間で顧客獲得コストが50%削減されました。ClickUpのデータおよび成長担当副社長であるMarc Stone氏に、同社がコンポーザブルCDPを使用してオムニチャネルのオーディエンス管理とパーソナライゼーションを強化した方法について聞きました。

ClickUpのデータチームとマーケティングチームは協力して、ファーストパーティーデータを統合した包括的な顧客プロファイルとジャーニーを構築しました。Censusを使用して、Customer 360を、それを必要とするあらゆるGo-To-Marketツールに送信しました。このアプローチにより、ClickUpはSnowflake上のCensus Audience Hubという1つの中心的な場所でオーディエンスを構築および管理できるようになりました。ユーザー、ワークスペース、および企業間の複雑なデータ関係をモデル化して、技術に詳しくないマーケティング担当者がコード不要のインターフェイスで利用できるようにしました。

しかし、ClickUpは課題に直面していました。同社のビジネスチームは、CRM、広告プラットフォーム、マーケティング自動化、顧客サポートツールなど、複数のプラットフォームを使用して顧客とやり取りしていました。各ツールには顧客データの一部が含まれていましたが、全体像を把握できるツールはありませんでした。ClickUpは、これらのさまざまなソースを1つの信頼できるソースに統合する必要がありました。

製品主導の成長プラットフォームであるClickUpは、数百万の無料ユーザーを徹底的に調べて、どのシグナルが有料顧客になる可能性が高い高価値ユーザーを示しているかを把握する必要がありました。そのためには、ClickUpは、広告のターゲットを最適化し、最適なリードを特定し、コミュニケーションをパーソナライズできるように、製品の動作データをビジネスチームに提供する必要がありました。

これらの課題を克服するために、ClickUpは、マーケティングテクノロジー戦略の中核にクラウドデータウェアハウスを備えたコンポーザブルCDPアプローチを採用しました。顧客データをデータウェアハウス（Snowflake）に集約し、単一の信頼できる情報源（dbtを使用）を作成し、このファーストパーティーデータをCensusを使用してマーケティングツールに提供しました。

ClickUpは、できるだけ多くのシステムからデータを統合することで、メールマーケティング用のIterable、販売用のSalesforce、支出用のGoogle広告、ウェブサイトインタラクション用のSegmentなどのプラットフォーム間でユーザーをリンクするCustomer 360を構築しました。このアプローチにより、ClickUpは広告キャンペーンを最適化し、顧客獲得コストを50%削減できました。

ClickUpは、顧客データとオーディエンスセグメントを1カ所で定義し、それらのオーディエンスをメール、広告、さらには販売チャネル全体で管理することで、メールのパーソナライゼーションも強化しました。このアプローチにより、パーソナライズされたメールアウトリーチとオムニチャネルオーディエンス管理が実現しました。

ClickUpは今後も、データを最大限に活用していく予定です。顧客プロファイルを微調整し、より細分化された顧客セグメンテーションを試し、LTVモデルを改良し、Data Activationを可能な限り多くの領域に拡張して、ビジネスオペレーションをさらに最適化することを目指しています。

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